12月7日から3日間、数学科との共同授業「数学総合講義1数学で宇宙と分子をつ
なぐ:化学反応とカオス」を開講します。
数理科学は、分子科学においても非常に重要な役割を担っています。近年、宇宙
船の効率的な航路設計にも利用されている法双曲的不変多様体という力学系理論
の概念を、分子を構成する原子が動いて配置を組み替える化学反応の原理を解明
するうえでも極めて有用であるばかりでなく、化学反応を解析することを通して
より豊かな描像を与えることが示されてきた。力学系理論を通して化学反応が如
何に解き明かされてきているかを学びます。
担当は、小松崎民樹教授、日立基礎研センタ寺本央客員主任研究員です。