日本製鉄「製鉄プロセスで発生する諸問題に対する数理的検討」
日本製鉄とは7年以上前から共同研究を続けており、焼結プロセスに関する数理モデリングおよびデータ解析、微生物を用いた汚水処理に関するデータを取り込んだ理論駆動数理モデリングとパラメータ推定等の研究を行っております。特に、汚水処理問題については、実験データを定量的に再現するだけでなく、毒性効果による処理限界を予測し、汚水処理機能の回復メカニズムを説明できる数理モデリングに成功しています。これまで現場の経験によって培われてきた制御を数理モデルから理論的に説明することに成功し、産業応用への展開できる数理モデリング手法を開発することができました。これらの成果は現在特許を共同出願しています。